東京マルイ電動ガン【M4 P.M.C.】の分解手順です。初めて分解を行う方、不安な方の参考になれば幸いです。インナーバレル交換やメカボックスの取り出し、改造/カスタム時にも参考になると思います。
メカボックス・バージョン:Ver.2(M16系)を使用。
※解体する前に必ずこちらをお読み下さい。

M4 P.M.C. 分解手順
銃自体は、既に高速連射カスタム済みの為、純正パーツは少ないのだが、基本的には同じ構造なので、解体方法としては問題は無いはずです。
【フレームの解体】
 フレームロックピンをピンポンチで引き抜く。
アッパーフレームを開く為には、後部のフレームロックピンのみを外した方が良い。
前部のフレームロックピンをテコの支点として、アッパーフレームを引き上げる。
アッパーフレームが上がったら、前部のフレームロックピンをピンポンチで引き抜く。

マガジンもこの時点で抜いておく。
【注意】アッパーフレームの後ろにある、フレームロックピンが通る耳の部分においては、組み立ての際にローアフレームの内側に入るように注意する必要がある。
場合によっては耳の部分が破損する恐れあり。
【ストックの解体】
ストック後部のバッテリーを入れる蓋を開け、上部にある+ネジだけを引き抜く。

@配線が見える程度まで、ストックを少しフレームから引き抜く。
A ストック内配線と、メカボックスの配線のコネクターを外す。ストックを引きすぎて配線がコネクターなどから外れないように注意。
B コネクターを外したら、ストックを全部引き抜く。
【グリップ・モーターの取り出し】
グリップ下部のグリップエンドを外す為に、+ネジを2本外す。
モーターを押さえているグリップエンドを外す。
場合によっては外しにくいが、指で滑らせるなどして、ゆっくりと外す。ドライバーなどで強引に外さないように!

【注意】モーター位置の微調整をする丸い部品があるので、無くしたり、モーターにくっつかないように注意。
グリップエンドが開いたら、モーターに接続されている端子を2つ取り外す。
端子を取り外したら、モーターを引き出す。
時には硬い場合もあるので、ペンチなどで中央のプラスチック部分を挟んで、ゆっくりと外すこと。金属部分には絶対に触れないで。
グリップエンドと、端子、モーターを外したところ。
モーターを引き出すと、その奥にグリップと、メカボックスをつなぐ+ネジが2つあるので、長めのドライバーで外す。
奥の方で、ネジが非常に見にくい。
2つの+ネジを外したら、グリップをメカボックスから斜めにスライドさせて引き抜く。
【メカボックスの取り出し】
トリガーロックピンをピンポンチで引き抜く。
トリガーロックピンには、片方だけにロックするようの溝があるので、入れる際にはそちらが最後になるように入れる。

給弾部品を止めている+ネジを2本外し、メカボックスを少し上げながら、パーツを引き抜く。
マガジンキャッチのボタンの上にある六角ネジを外す。
マガジンキャッチのパーツを両側から取り外す際に、ネジとスプリングを紛失しないように注意。
以上で、メカボックスを止めているパーツが全て無くなり、取り出す事が出来る。
メカボックスを取り外す場合は、後部から上に上げて取り出すこと。引き出せない場合には、セレクターピンを斜めに調整すると引き出し易い。

【注意】メカボックスを引き出す際には、配線がフレームなどに引っ掛からないように注意。
メカボックスの右側
メカボックスの左側
左側のみにセレクタープレートなどが付いている。
メカボックスを止めている星型ネジ6本、+ネジ2本を全て外す。

ネジを全て外したら、メカボックスのを開ける事が出来るが、ピストンの位置によっては、スプリングエンドが勢い良く飛び出す可能性もあるので、周りに注意して開けること。

【コツ】少し開けてから、後部のスプリングエンドを押さえながら開けるとスプリングは飛び出さない。
但し、かなりの力が必要なので、ケガをしないように注意が必要。
【インナーバレルの取り出し】
アッパーフレーム内にあるチャンバー、及びインナーバレルを後方にスライドさせながら引き抜く。
引き抜いた、チャンバーとインナーバレル。
インナーを引き抜き易くする為に、HOPを0(ゼロ)に調整する。
インナーバレルをロックしているパーツを取り外す。

【注意】パーツは必ず両側均等に力を加え取り出すこと。均等で無い場合には割れる事もある。
インナーバレルをロックしているパーツが取れたら、パッキンごとインナーバレルを引き抜く。
組み立ては基本的には手順の逆を行なえば良いが、ネジなどを間違え無いように、常に外したパーツの周辺に保管するように注意が必要。